10月になりました。
読書の秋。
久しぶりに本の話でもしましょうか。
『鼠小僧次郎吉』(大佛次郎・著、徳間文庫)
を読み終えまして。
『鞍馬天狗』なんかで有名な大佛次郎。
その作品を初めて読みました。
実は読み始めるまで僕、大きな勘違いをしておりました。
というか、100頁くらい読んでから気づいたんです。
今までずっと
ダイブツジロウ
だと思ってた!(-.-;)
変なペンネームだなぁ~
本名なら尚さら変だ(笑)
なんて思っていたのですが、正しくは
オサラギジロウ
…変だったのはむしろ僕の読み方だったわけで(^^;)
しかし、長らくの思い込みとは恐ろしいもので、
読み方のわかった今でも本屋ではタ行の棚を見てしまう。
まあしばらく僕の中ではダイブツさんでいてもらおうかな、と(笑)
さてさて。
小説自体のお話。
面白いです。
最初ちょっと文体に戸惑いはあったりもしたけれど。
登場人物の粋さ加減は素敵。
特に鼠小僧こと、和泉屋次郎吉の男っぷりが。
実はね、STAR☆JACKSで白浪物をやりたいなと思っています。
次回のact#002ではありませんけどね。(←コチラはただ今石田龍昇が執筆中!乞うご期待!)
その時には満を持して僕が脚本を書きます(←ご大層な、笑)
その為にネタを拾ったり構想を考えたりしている最近なのです。
カッコよくて色鮮やかで爽快な泥棒物語。
…まるでルパン三世の時代劇版?
(あ、石川五右衛門ばっかり出てくるってわけじゃありませんよ、笑)
1年後になるか、2年後になるか。
まだ定かではありませんが、 絶対にやろうと思っているのです。
こうして大風呂敷を広げて自分にハッパをかけるのです(笑)
鼠小僧次郎吉。(寛政9年(1797年) - 天保3年8月19日(1832年9月13日) )

実在の人物です。
強きから盗み、弱きに与える。
そんな義賊として世間一般には知れ渡っているけれど、 実はそうじゃなかったみたい。
武家社会にあって、武家屋敷ばかりを狙って盗みに入ったあたりが
当時の庶民に受けたらしいのだけれど、
商家に盗みに入るより警備が薄く、楽だったからというのが本当のところのようで。
講談になり、小説などでも色々な作家が取り上げるところとなったみたい。
しかし、「強きをくじき、弱きを助ける」
これが今も昔も変わらぬ人の心をガッチリ掴むのでしょうね。
あとがきで読んだ豆知識を早速ひけらかしてみました(笑)
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