近所の桜の蕾が、大きく膨らんできていた。
ここ数日暖かかったおかげだろうか。
中には我先にと咲き出してるせっかちな奴も。
そうこう言う間に他の蕾も遅れまじと咲き出すのだろう。
昨日から、鼻水・目の痒みがグッと収まった。
桜の咲き出しとほぼ同時に杉花粉のシーズンは終了か。
大嫌いな「春」もそろそろ終わる。
あとは、俺にとっては「春と梅雨の間」みたいなもんでして。
過ごしやすいことこの上ないのだが。
来シーズンこそはちゃんと備えよう。
毎年のことのくせして、いつもシーズンが終わると、
その辛さを忘れて翌年の備えを怠ってしまう。
そろそろ計画的なディフェンスというものを身につけよう。
と、これまた毎年思うことなんだけどね…(^^;)
ともあれ、明日から劇場入りの身としては、
いいコンディションで本番を迎えられそうでホッと一息です。
芝居中にくしゃみでもしたくなろうもんなら、堪えるのも大変だしね。
さてさて。
今日は実はオフ。
明日から劇場入りなのだが、
今日は稽古も無く、劇場入りの準備日。
客演の僕は、昨日稽古場の自分の荷造りを終え、
今日は免除してもらったのだ。
てなわけで、明日からに備えて、気持ちを整えたり細々とした荷造りをしたり。
稽古場で、芝居の花は咲き始めていたと思う。
あとは気負わず、想いのままに。
そうすれば満開の花が咲くだろう。
そう、芝居てのは劇場に咲く桜なんだろう。
それぞれの枝の蕾がパアッと花開き、満開を迎えてパッと散る。
その為に稽古場という冬を通り抜けてきたのだ。
そんな花見感覚（？）で見てもらえれば嬉しい。
僕はただ、物語の花の美しさを信じて咲くべく、
心の蕾をひとつひとつ温めるのみなのです。
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