例えば折れそうになる時。
例えば逃げそうになる時。
例えば既に半分以上折れちまってる時。
例えば既に半分以上逃げ腰になっちまってる時。
俺は何がしたいのか。
俺はどうありたいのか。
それが大事。
今日ね、知り合いの呉服屋のご主人とお話ししたんです。
呉服業界も不景気だって。
まあさ、日本人の着る物もほぼ100%に近い割合で洋服になってるしね。
着物って、もはや衣食住の中からは外れた、嗜好品なのかもしれない。
それ以上に芝居なんてのは何倍も何倍も嗜好品なわけで。
無くてもいいとは言わないけれど、無きゃ無いでなんとかなる。
それでも人間の歴史の中で芝居が生き残ってきたという事実。
つまりは無くてもなんとかなるモノかもしれないけれど、要らないモノではないんだろうな。
だから、嗜好品だなんてせいにするのは逃げでしかないのかもしれない。
呉服屋のご主人は不景気だと言いながらも
自分で開いたお店がこの秋5周年を迎えるそうだ。
継続してゆく力。ROCKだねぇ。
逃げ口上を打って行動を起こさないことは容易い。
逃げだすことも簡単。
そして、その方がよっぽど楽。
理由なんていくらでも作れる。
でも、そうありたいのかい?
それでいいのかい?
その先に何があるのか、気になるんじゃないのかい?
その先で勝負したいんじゃないのかい?
行くしかないだろう?