俺が帰ったら三つ指ついて「お帰りなさいませ」と出迎えろ。
んな昭和なこと言った覚えは一度もないのに、
さっき、撮影から帰宅したらそんなお出迎えが待ってました。
大きなゴキちゃんの。
うわぁ!
いや、昨日ね、泊まりだってわかってたから、
家を出る間際にバルサンを焚いて行ったんですよ。
まあ季節的に、年に一度くらいはやっとかんと。
焚いてから忘れ物に気付いたり、
ピーピーと警報機が作動しちゃったり(忘れてた焦った…)、
モクモク立ち上がり始めた煙の中を行ったり来たりで、
俺はレスキューか!?ってなくらいに出際にてんやわんやだったんだけど、
まあどうにかこうにか済ませて撮影所に向かったわけです。
で、すっかり忘れてた。
まるっと忘れてた。
そして帰ってきたら、玄関に事切れたゴキちゃん。
結構びっくり。
今の家に住んで6年くらい。
彼らはあまり出ないんですよ、わが家。
特に大きめの方々はね。
なのになのに…。
ひっそり隠れてらっしゃったんですね。
焼き打ちにかけるような真似してゴメンね。
君に個人的な恨みがあったわけじゃない。
ただ、この夏を快適に過ごしたかっただけなんだ…。
誰かの快適は、別の誰かの犠牲の上に成り立ってるんだな、うん。
なんて尤もらしいような、
全然そうでもないようなことを考えながら掃除機をかけまして、
これよりS☆Jの殺陣稽古に向かいます。
いってまいります。
(玄関にゴキちゃんはもう居ないけどね)
PR