スーツを仕立てました。
採寸して、世界に一着だけの俺のスーツ。
いや、仕事柄、毎日のように着るわけじゃないじゃないですか。
むしろ、年に何度かですよ、スーツ着るのなんて。
そんなわけで、同年代の会社勤めされてる男性なら何着か持ってるんでしょうけど、
今俺が持ってるのといえば、まともなのは冬用一着くらいで、
あとは白のダブルとか紫のダブルとか…って、俺は萬田銀次郎か!?(^^;)
(あ、芝居の衣装です。個人的な趣味ではありません、笑)
しかしまあ、男、三十ともなると(まだなってないけど!)、
ちゃんとしたスーツが欲しくなるもんですね。
俺ね、欲しいとなると徹底的に調べないと気が済まないタイプなんです。
色んな店を回って店員さんに話聞いたり、ネットで調べたり。
そんな時間が結構好き。
最初は既製品で探してたんだけど、
色々見ていくうちに、いっそのこと仕立てちまえ!と思いまして。
ちょっと早いけど、30歳になる記念にオーダーメイドスーツ一着ってのも悪くない。
まあパターンオーダーっていうの?
まるっきりゼロからってわけではないけど、
生地から選んで、細かいところの指定をして。
今回のイメージは、ずばり
<ジェームズ・ボンドのような英国紳士風>
…笑うなっ!!!
いや、とあるショップで試着してる時に店員さんに言われたんですよ。
「このシルエットはね、なんちゃらスタイルといいまして、
伝統的な英国紳士の…あ、要するにジェームズ・ボンドが好んで着るタイプなんですよ♪」
ジェームズ・ボンド…この響きにやられまして、
肝心のなんちゃらスタイルが何スタイルなのかはさっぱり覚えておりません(笑)
細かいディテールの説明も受けたんだけど、
ふむふむ聞いてるフリして、なんのこっちゃイマイチわかりませんでした。
だって、ジェームズ・ボンドという響きに酔ってたんだもの。
我ながら単純です。
結局そのショップでは買わなかったんだけど、
(かなりグラグラきて、一時は決めかけたけどね、笑)
仕立てることに決めた後も、その店員さんの一言は深く残っておりまして。
それで、今回のコンセプトに決まった次第です。
生地は勿論ウール100%、細い番手で着心地柔らかく。
色は、流行に流されない黒のシャドウストライプ。
それにオプションでベストも付けて、よりトラディショナルな感じにね。
正直、今、仕立て上がりが楽しみでならない。
30歳の記念だもの、30代の間は着れるように体型維持するぞ!
なんてひそかに燃えてたりもして。
いやいや、それ以前にジェームズ・ボンドですからね…。
これを着て、諜報します。
これを着て、ミッションクリアします。
これを着て、マティーニ飲みます。
これを着て、金髪美女と恋します。
要するに、かなり浮かれてます(^^;)
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http://79rpm.blog.shinobi.jp/Entry/619/ジェームズ・ボンドにやられた。