STAR☆JACKS act#002『RONIN-GUY』を来週に控え、
ついに心のガソリン入れちまいました。
この前買った
天切り松 闇がたり 第四巻「昭和侠盗伝」(浅田次郎著、集英社文庫)
公演が終わるまで取っておこうと思っていたけれど、
ついに手をつけちまった次第でございます。
ただし、今は一話だけ。(このシリーズ、短編集です)
残りは後のお楽しみ。
しかしまあ一話目から表題作の「昭和侠盗伝」。
これが読み進めるに従ってグングン引き込まれる力作。
いや、傑作です。
安吉親分の啖呵に身震いし、
寅弥兄の優しさに涙する。
黄不動のその後にただただ驚き、
書生常の頭脳に舌を巻く。
お紺姐さんはやっぱり粋で、
そんな彼らの背を見て育った松蔵は、齢二六の一丁前。
軍国日本を相手に回し、
たとえ屁のつっぱりでも、一文の得にもならなくとも、
目細の一家が正義と意地を見せつける。
久々のオールスターキャスト。
千両役者が揃い踏み。
それぞれが粋で、それぞれが温かくて。
盗っ人だけど、筋の通った人間たち。
不器用だけど、真っ直ぐで。
見せ所満載の大芝居。
ついに「天切り松」の二ツ名の由来が語られた時にゃ
こう来ましたかと心の中で拍手喝采。
これは読んでよかった。
あ~残りも早く読みたい!
物語の中でね、安吉親分が松蔵に向かって言います。
「屁のつっぱりでも、目細の看板しょったおめえらに、ケチな仕事は許さねえ」
これ、なんか浸みたなぁ。
僕らのやってることなんざ見に来てくれるのは、
言葉は悪いけど、たかだか何百人だの千人だの。
勿論、その人達が嬉しくてめちゃめちゃ感謝してるんだけどさ、
日本の人口から見ればホント、たかだかの人数。
屁のつっぱりにもなりゃしない。
でもね、STAR☆JACKSの看板しょってる以上は
僕らだってケチな仕事は見せられねぇ。
背筋がしゃきっと伸びました。
心のガソリン、ハイオク満タンです。
明日からのラストスパート、ぶっ飛ばすぜ。
ていうか、明日は早速伝法な口調になってるやもしれません。
影響されやすい奴ですけど、何か?
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