夕方から出かけた帰り道。
電車を降り、駅から歩く道すがら、薄暗い街灯の明かりを頼りに文庫本を読み歩く。
ここ2~3日読んでた本の結末を読みたくて。
しばらく時代モノしか読んでなかったから、かなり久しぶりの現代モノ。
おまけに、実はあんまり馴染みが無いミステリーモノ。
大丈夫かなぁ、なんて読む前の変な心配もどこへやら、グイグイとハマってしまった。
帰りの車内で種明かしまでは読み終えたのだけど、どうしてもエンディングまで一気に読み切りたくて、歩き読み。
終わり良ければ全て良し、というわけではないけれど、
幕引きというのは間違いなく重要。
それによって読後感は大きく変わる。
だから、途中で中断することなく読み切りたかったのです。
住宅街の街灯は、歩くには十分明るいけれど、活字を追うには頼りなく、
街灯と街灯の間は目をよく凝らさなくては読めなかったけれど、
屋内の蛍光灯とは違う、仄かな明かりがこの物語の幕引きによく似合った。
街灯の下、本を読み終わったのなんて初めてだけど、
これはこれでアリだな…なんて心地の良い読後感に浸りながら帰宅した。
なんちゅーことはないんだけれど、そんな実感を綴ってみた。
はてさて、俺のブログの読後感はどうなんだろう。
いやいや、読後感なんて大層なモノがあるような文章ではないけれど、
わざわざ読んで下さってる方には、ほんの少しでも温かなキモチで読み終えてもらえたらと思ったりなんかもする。
…なんて大仰なことを考えてたら、この文章の「下げ」をどこに持っていけばいいのかわからなくなってきた。
ダラダラ無駄に長くなりそうだから、尻切れトンボでここでおしまい。
やっぱ読後感もへったくれもあったもんじゃないな(-.-;)
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http://79rpm.blog.shinobi.jp/Entry/827/ こんな幕引きがあっても、いい。