STAR☆JACKSをやってて、しばしば「大衆演劇のような」という形容を受ける。
確かにそのエッセンスを頂いてる部分はあると思う。
けど、本チャンでその道を進んでる方からしたらさぞ心外だろうなと思う。
因みに、上の如く形容する人は大衆演劇を見たことが無い場合が多い。
片や、「小劇団でやってらっしゃるんですね」と言われたりもする。
そりゃまあ大劇団ではないし、公演を行う劇場のキャパも小さいから、その表現も間違いではない。
だが、実際のところ所謂「小劇場」というフィールドでやってる方々からは異色と捉えられる。
因みに、小劇団云々と言う方は、大概小劇場の舞台を見たことが無い。
大劇場公演に出てれば「商業演劇の人」と言われ、
テレビの仕事をしてたら「映像の人」と言われる。
分かるよ。俺もそうだもん。
人は理解したいんだ。整理して、納得したいんだ。
その発言に悪意は無いのだから、否定もしません。
ただ、そう細分化することに本当に意味はあるのかね?
少なくとも、役者自身がそのカテゴリに自ら進んで嵌る必要はないと思う。
同様に、他の役者をわざわざカテゴライズする必要もないと思う。
時折、整理して、なんとなく理解したつもりになっちゃいそうな自分に気づいて、いかんなぁと反省する。
表現方法に多少の違いこそあれ、役者の仕事は同じだ。
役を演じて、お客さんに楽しんでもらうこと。
それ以上でも以下でもないだろう。
唯一、役者をカテゴライズする方法があるとすれば、良いか悪いかだ。
唯一、劇団をカテゴライズする方法があるとすれば、面白いか面白くないかだ。
唯一、作品をカテゴライズする方法があるとすれば、心が震えるか震えないかだ。
「エンターテイメント時代劇集団」と自ら括っておいて、相反する発言みたいに聞こえるかもしれないけど。
でもね、時代劇が全てじゃないってことは、旗揚げ当時からメンバー全員がわかってたこと。
「時代劇」は、あくまでも俺たちの「武器」なんだ。
いつの日か、いきなり時代劇じゃない作品をやる日が来るかもよ。
ま、今ではないけどね。
なんか話がとっ散らかったけど。
つまりは、小さな観念に囚われるなってこと。
自分への戒めを込めて。
フラットに、フレクシブルに。
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